4月1日(くらい)から英語多読をはじめて4か月後の7月30日に100万語を達成しました!
なので、実際に英語多読で100万語を達成したことで変化したこと、気づいたことについてまとめていきたいと思います。
わたし自身の前情報として、
- 英語力は中学1年生(もしくはそれ以下の)レベル
- 最終学歴は商業高校卒で商業科だったため高校で英語の授業はほとんどなかった
- 英文法の本は多読をはじめる前に一応読んだ。
- 文法に関しては自分がわかるようにまとめたものの、まったく身についていない状態
- 最初は100語以下の絵本で心が折れかけたレベル
で英語多読をはじめました。
英語多読で100万語(合計冊数:518冊)を達成した感想を短くまとめると
- やる価値はあり!今後もやる!だけど100万語程度じゃそこまで劇的な変化はない!
- 「英語を読みたい」より「英語を喋りたい」人にとっては、英語多読から始めるのはちょっと回り道かも?
- 楽しく英語が学べるのは本当!(ただしやり方に気を付ける必要はありそう)
といった感じです。
英語多読の学習記録(4月~7月)
ほぼ自分用のメモなので読み飛ばしていただいても大丈夫です!
4月
【GR】Penguin Readers【EASYSTARTS】22冊:26,924語
(oxfordのSTARTERも含まれてるかも…)
【GR】Penguin Readers【Level1】7冊:15,581語
【LR】I Can Read!【Level2】3冊:4,555語
【LR】I Can Read!【Level3】1冊:1,359語
【GR】Oxford bookworms【Level1】2冊:11,405語
4月合計:35冊/59,824語
5月
【GR】Oxford bookworms【Level1】18冊:101,377語
【GR】Penguin Readers【Level2】9冊:69,875語
【LR】I Can Read!【Level1】6冊:6,739語
【LR】Oxford Reading Tree【Level1~11】134冊:41,166語
【LR】epic!【易しめのもの】119冊:16,015語
※5月30日からOxford Reading Treeを元に単語強化を始める。
5月合計:286冊/235,172語
全体合計:321冊/294,996語
6月
【GR】Penguin Readers【Level2】10冊:75,557語
【LR】Oxford Reading Tree【Level5~7】48冊:29,695語
【GR】Oxford bookworms【Level1】31冊:166,831語
【GR】Oxford bookworms【STARTER】17冊:22,920語
【GR】Penguin Readers【EASYSTARTS】14冊:12,759語
【GR】MACMILLAN READERS【STARTER】8冊:5,860語
【GR】Penguin Readers【Level1】13冊:35,084語
【GR】MACMILLAN READERS【Beginner】7冊:16,159語
6月合計:148冊/364,703
全体合計:469冊/659,861
※6月15日からレベルを落として、読み返し&GRでの単語強化も開始。
7月
【GR】Oxford bookworms【Level1】8冊:47,776語
【GR】MACMILLAN READERS【Beginner】18冊:152,798語
【GR】Penguin Readers【Level2】23冊:146,868語
7月合計:49冊/347,442語
全体合計:518冊/1,007,303語
英語多読で100万語を達成したことで感じた効果
英語力ゼロの状態から英語多読で100万語を達成したことで感じた効果としては
- 日本語訳のある文章が読みづらくなった
- 英語の文法書が読みたくなった
- 英語の音声で聞き取れるものが多くなった
- 英単語を無理せず自然に覚えていけている(※注意点アリ)
- 英語を『勉強』しているという感覚はなかった
の5つです。
日本語訳のある文章が読みづらくなった
まず感じたのは、英語多読に慣れてきたあたりから、日本語訳のある文章が読みづらくなりました。
上手く言葉で表現するのが難しいのですが、英文を読んだ後に日本語訳を見ると
「言いたいことはわかるけど、意訳だな」
「もっと早い段階で結論を言っているのに、なんでそんな後ろの方に結論がくるの?」
「いっそ前から直訳していってくれ!」
みたいな気持ちになるようになりました。
今でも最初から日本語訳がついているものは、自分がしっかり英文を理解できているかどうかを確認するために日本語訳を見ることがありますが、変な話、日本語訳に対してモヤモヤを感じます。
(もちろん、翻訳家になれるレベルまで英語が理解できるようになれば話は変わってくるとは思いますが)
以前は、日本語訳がないと英文そのものを理解できなかったですし、英文を日本語訳しようという気持ちが強かったですが、それがなくなりました。
簡単に言うと、英語多読で100万語を達成したことで、英語の文章、文法に慣れてきた感じは確実にあります。
英語の文法書が読みたくなった
また、英語多読で100万語を目指している最中、英語の文法書を読みたくなりました。
英語多読をはじめる前は英語の文法書に対して
「文法書読むの、面倒くさい…。」
「読んでもわけわからん…。」
「何となくわかったけど、頭に入ってこねー!」
みたいな感じだったのですが、英語多読を進めていくうちに、
「簡単な英単語のつながりなのにわからない!知りたい!」
「英単語の意味はわかるのに、何ていっているのかわからない!知りたい!」
といった部分が増えてきて、自発的に英文法の本を読みたくなりました。
ただ、英語多読の指南書には「文法を勉強しなくても自然と覚えていける」といった表記があったので、一応100万語達成するまでは文法書の読み返しはしませんでした。
実際に英文法を読み返してみた感想
というわけで、100万語を達成したところで、英語多読をはじめる前に一応読んではみたもののほとんど「ふーん」という感じで頭に入っていなかった
- 一億人の英文法
- 総合英語Forest 5th(これはかなり古いやつです)
をサラーッと読んでみました。
2つともを読み返した感想としては
- 一億人の英文法はわたしの英語力(GRのレベル1~2程度)だと早い
(もちろん、前に読んだ時よりは「なるほど」と思う部分もあった) - Forestのように教科書通りキチッとまとまっているものの方が読みやすい
といった感じ。
また、結果としては
- 多読中に「なぜここでこの接続詞?」と思っていた疑問が解消された(which,butなど)
- 多読中に出てきていた部分は理解がはやい
- GRを読んでいる場合は、やはりまだ「この使い方は見たことがない」と思う英文法も多い
(この状態の文法はどうせ読み込んでもすぐ忘れるので現状は放置)
といった状態です。
英文法の理解に対する劇的な変化は感じませんが、「ある程度自然に身について行っているのでは?」とは感じます。
また、先ほどお伝えした通り、英語多読の指南書には「英文法を勉強しなくても文法は自然に身につく」とありましたが、実際100万語を達成してみて、やっぱり英語の多読だけしていて文法を身に着ける、理解するというのはかなり時間がかかる気がしました。
もっと長く続けた場合はわかりませんが、とにかく「英語を効率良く身に着ける」という視点で考えると、文法書をまったく読まないというのはちょっと遠回りすぎるかな、と。
とは言っても、わからない文法がある度に文法書を引っ張り出していたらキリがないので、100万語なり50万語なり区切りの良いところ、もしくは「何となくの理解すらしにくい文法が出てきた時」に文法書に目を通して、徐々に文法に慣れていくのが一番かな、と今のところは感じています。
英語の音声で聞き取れるものが多くなった
わたしは英語多読をしながら、空き時間には
- スタディサプリ ENGLISH
のオートリスニング
- 僕のヒーローアカデミアの英語版
- ガーディアンズ 伝説の勇者たち(英語版)
を聞き流ししていました。
- 英語多読で何となく英語の文法に慣れてきた
- 英語多読で「よく出てくる文の塊」をいくつか理解できるようになった
- 英語多読で知っている英単語が増えた
- 聞き流すことで耳が慣れてきた
という英語多読と聞き流しの相乗効果で英語音声で聞き取れる部分が多くなりました。
はじめて見る映画でも少しだけ聞き取れる部分というのも増えた気がします。
とは言っても、まだまだ英語を聞いて完全に理解できるレベルには達せていないので、今後も続けていく必要はありますが、着実に英語に慣れていっている、成長していると感じます。
英単語を無理せず自然に覚えていけている(※注意点アリ)
英語多読を行うことで、今のところ「暗記しよう!」という意気込みがなくても自然と英単語を覚えていけています。
ただ、わたしは英語多読の三原則である
- 辞書はひかない
- わからない単語があっても読み飛ばして先に進んでいく
- 自分に合わない、面白くないと思ったら投げだす
は、ほぼ守ってないです。
特に、わからない単語に関しては、わたしのサイトを見ていただけるとわかると思うのですが、全部抜き出して、
- 単語のイメージ
- 単語の意味
- 単語の発音
すべて調べてイラストにして本ごとにまとめています。
※↓こんな感じです。

これは、
- わたし自身がわからない単語があるとモヤモヤする
- 最初は多読三原則を守っていたが、レベル2あたりで限界を感じた
- 本当に絵ばかり乗っている絵本を読まない限り単語の意味はそうそう理解できない
- また、忘れないうちに同じ単語に何度も出会うという状況は意識的に作り出さないと無理
(海賊の話ばかり読むとか、シリーズものをひたすら読むとか) - 海外が舞台のもの作品が多いので海外に対する理解が乏しいと前後の文からイメージするのも難しい
- 発音は最初に知っておいた方が後々、楽な気がする
と思ったからです。
また、最終的に、わたしが
「単語の意味と発音を調べよう…」
と思ったのは、何度も出てくる『church』という単語がまったく理解できなかったのと、『opposite』の発音が『オポサイト』ではなく『アパァジィトゥッ』だったことです(笑)
多読をしている最中、本の中でやたらとchurchという単語が出てきていたのですが、ほとんどの日本人は日曜日に教会に行くなんて習慣はないので、察しの悪いわたしは何度churchが出てきても「どこに行ってるんだ!?」状態でした。
また、ぶっちゃけ初期に読む英語多読の本は、大人がわざわざCDを買ったりセットして聞いたりするほど興味深いものはほとんどないので、出てきた英単語の発音を覚えるためにはちゃんとした発音記号と一緒に、カタカナ発音でもある程度正しい発音を知っておかないと後で面倒なことになりそうだなあと思いました。
わたし個人の話になりますが、わたしは日本語の漢字でも小学生の時に適当に読んでいた漢字が染みついてしまい、いまだに読み方を間違えるものがいくつかあるので、読み方(発音)はその場で覚えた方が良いと感じています。
ただ、英単語の意味も発音も無理に覚えようとはせず、英語多読をしている中で
「あれ?この単語、どっかの本で見たことあるぞ?」
と思ったらその場で自分のサイト内を検索して、
「ああ、そういう意味だったわ!あの話で出てきたんだった!」
と、改めて理解してというのを繰り返していたら本当に自然と英単語がスルスル覚えられている状態です。
GRのレベルが上がると最初は知らない単語だらけですが、しばらくすると
「この本に新しい単語はなかった」
と思えるようになるので、確実に英単語力は上がっていると感じています。
もちろんどの勉強法が良いかは個人差があるとは思いますが、わたし個人はこのやり方なら英単語を覚えることに対しては怖いものなしな気さえしています!
英語を『勉強』しているという感覚はなかった
英語多読で100万語を達成しましたが、英語多読をしている最中、本当に英単語を覚えようという気や、絶対にしっかり読み解こう!みたいな気持ちは一切持たずに気楽にやっていたので、「英語を勉強している」という感覚はほぼありませんでした。
ほぼ趣味みたいな状態で「英語の本を読んでる自分カッコイイ!」みたいな気持ちですごい気楽にやっていました(笑)
それでも、少しずつ確実に英語力は伸びているので、
「英語を勉強したいと思っているけど、勉強が続かない…」
という人は楽しく続けられる英語多読はかなり良いと思います!
ただ、やっぱり1人で黙々とやるよりは語数を記録したり、Twitterで『いいね』をもらえたりすると俄然やる気が湧いてくるので、
「英語多読で英語を覚えたい!」
「100万語を達成したい!」
という方は、英語多読用のアカウントを作る方が、圧倒的に楽しいと思います!
わたしが短期間で100万語を達成できたのも、やはりTwitterで見てくださっている方がいてくれたのが大きいです。
英語の勉強を中心につぶやいている方のアカウントはフォロバさせていただいているのでよければ私ともつながってやってください!
ただ、100万語達成したからといって劇的な変化はない(笑)
わたし自身、英語多読をはじめる前、今まで英語学習をしたことがなかったわたしは100万語という大きな区切りを達成したら
「100万語なんて語数を読んだら英語がめちゃくちゃわかるようになるかも知れない!」
「ワンチャン、英語が喋れるようになっちゃうのでは!?」
と夢を抱いていたんですが、ぶっちゃけ100万語達成してもそこまでの劇的な変化はないです(笑)
もちろん、元々英語力があり、
- 最初からGRでも高いレベルから始められるような人
- 英文法の確認のために英語多読で100万語を目指す
- 英会話をしていて、もっとナチュラルな言い回しを知りたい
みたいな目的意識が強い方は、また別だとおもうのですが、わたしのような中学1年生以下の英語力から100万語を達成してもそんな劇的な変化はないです。
もちろん少しずつレベルアップしているのは感じるんですが、現状
- 100万語を達成しても英語は喋れない
- 英語の文章も書けない
です。
100万語を達成しても英語は喋れないと思う
正直、今の段階で外国の方に道を聞かれても、単語のつなぎ合わせでしか案内できないと思います(笑)
簡単に言うと、読めるけど、喋れない。
わたし自身、もちろん最終的には英語がペラペラになることが目標ではあるのですが、それより何より読みたい本があって英語を勉強し始めた口なので、英語多読をしている中で
「こんな言い回しがあるのか!」
みたいなことを気にしていないので、そんなに喋れるほどの英語力はついてないです。
もちろん、長い文章ではなく短い文章で
「ああ、そういう言い方をするんだ」
と英語多読をはじめたからこそ知った言い回しというのもあるので、長くやっていればちょっとは喋れるようになる気もするんですが、もし、英語初心者の方で
「英語を読みたいというより、英語でコミュニケーションを取りたい!」
と思っている方の場合は、英語多読はどっかで取り入れるとしても、英会話から始めた方が効率が良いのではないかと思います。
(どんな本を読むかにもよりますが、文学作品を読んでいると「英語を母国語レベルで理解するためには必要だけど日常会話には使わないだろうな」と思うような英単語がかなり出てくるので…。)
と言っても、わたし自身はまだ英会話未経験なのでその辺りは実際に自分が試してみてからどんな感じなのか追記できたらと思っています。
英語の文章も書けない
ちなみに、英語の文章も書けません(笑)
現状、本当にわたしの中で
「英語を読みたい!」
という気持ちが強いので、英語の文章を書けと言われても書けないです。
もちろんこれも最初から
「英語の文章を書くために、英語多読をする!」
という気持ちでやっている人なら話は別だと思います。
何でもそうですが、目的意識をどこに持つかによって、100万読んだ後のかなり効果は変わってくるんじゃないかな、と。
それでも確実に英語多読をする意味はあると感じている!
そんな感じで英語多読で100万語を達成しても
- 英語を喋れるようにはなっていない
- 英語の文章も書けない
ですが、確実に自分の成長は感じている状態ですし、英語多読をした後(もしくはしながら)実際に喋る練習、文章を書く練習を別でやりはじめたら強いだろうな~という気はしています。
しかも楽しく英語を学べている状態なので、わたしは今後も英語多読は続けていきます!
英語多読をしながら一緒にやると良いと思ったこと
また、個人的に英語力を伸ばすために英語多読をしながら一緒にやると良いんじゃないかと思っているのは
- 読んでいる本を通して英単語力の強化
- 自分の好きな作品の英語音声の聞き流し
の2つです。
読んでいる本を通して単語力の強化
先ほどもお伝えした通り、英語多読だけで英単語力を強化するのはかなり時間がかかります。
(これは英語多読の指南書にもそんな感じのことが書かれていたので、英語多読の原則に則った場合それが普通なのだと思います。)
- 英語の絵本が好き
- 英語の絵本をたくさん読める環境
- 英語を覚えたいという気持ちはそれほど強くなく本気で気楽にやりたい
という場合以外は、やっぱり英単語力は一緒に鍛えた方が効率的だと思います。
でも、無理に覚えるより、
- 読む本のレベルを徐々に上げてちょっとずつ英単語を知っていく
- 意味を覚えるよりイメージとして頭に残す
方が、結果的に長期的に記憶に残るので、ある程度気楽な気持ちを持ったまま英単語力の強化が理想かな~と。
わたしがまだまだ初級の本を読んでいるので、収録している英単語は簡単なものが多いですが、よければわたしのサイトも活用してやってください~!

自分の好きな作品の英語音声の聞き流し
やっぱり英語がペラペラになるためには、英語の聞き取りは必須だと思います。
ぶっちゃけ英語多読はそこをカバーできないですし、聞き取りは英語に対する耳の慣れも重要だと思うので、自分が何度見ても飽きないような作品の英語音声を隙間時間に聞き流すのも一緒にやっていくと効率的かと思います。
(もちろん、英語の本を読みながらは無理です!別の時間に!)
わたしは先にあげたように
- スタディサプリ ENGLISHのオートリスニング
- 僕のヒーローアカデミアの英語版
- ガーディアンズ 伝説の勇者たち(英語版)
の3つを繰り返し聴いています。
今のところ
- スタディサプリ ENGLISHのオートリスニング
- ガーディアンズ 伝説の勇者たち(英語版)
- 僕のヒーローアカデミアの英語版
の順で聞き取りやすいです。
- 日本語訳もついている(自分の英文理解度の確認ができる)
- 1つのやり取りが30秒くらい
- シリーズものなので登場人物に愛着が湧く
- 画面を閉じてもOKのオートリスニング機能があるので家事中や通勤中でも聴ける
ので、安い割に結構役立ってます。
『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』は、
別の記事でまとめている通り、英語多読をはじめる前にかなり時間をかけて英語を聞き取れるように準備したので、結構しっかり聞き取れる部分が多いです。

ただ、これは本当に英語多読すらやっていない時にやった方法だったので英語多読を進めた今は、ここまでしなくても流し聞き&たまに英語字幕でなんとかなってます(笑)
『ヒロアカ』は、
英語字幕が実際の英語音声と違うので、本当に耳が慣れる&知っている英単語が増えない限り聞き取れないですし、実際に何と言っているかは確認のしようがないんですが、大好きな作品で日本語の内容をほとんど理解しているので、楽しく聞いてます(笑)
で、英語多読と聞き流しをしている中で、英語版のヒロアカも聞き取れる部分がかなり増えてきていると感じている状態です。
最終的に、
「英語を読むだけでなく、英語が喋れるようになりたい!」
と思っている方は、英語多読をしながら隙間時間に聞き流しは本当にしておいて損はないと思います。
また、耳を慣れさせる目的かつ、まだ英語に慣れていない方は、
- 言っている内容が理解できるもの
- 同じものを繰り返し聴く
のどちらかにした方が耳が慣れやすい気がします。
(一時期、知らない映画を英語音声でずっと流していましたが、これは全然効果なかったです。)
これから英語多読を始める人へのアドバイスとオススメの本
中には、これから英語多読をはじめようと思っている方もいらっしゃると思うので、まだまだ未熟者ではありますが、実際にわたしが英語力ゼロから心を折らずに100万語まで達成できたポイントをお伝えしたいと思います。
まずは無料のOxford Reading Treeを試し読みしてみる
英語多読に適している本は大きく分けて
- 英語を学ぶ外国人向けのGradedReaders(GR)
- 英語を母国語とする子ども向けのLeveledReaders(LR)
の2つがあります。
心を折らずに英語多読をしていくためには、「自分がGRとLR、どちらが向いているか」を最初に見極めた方が良いです。
LRの中でもかなり有名な『Oxford Reading Treeシリーズ』は、Oxford Owlで無料で何冊か読めるので、まずはこれを読んでみてください。
登録方法や使い方は、英語多読のやり方からオススメ無料サイト&アプリまで!子供から大人まで楽しく英語が学べる!?の記事でまとめています。
もし、『Oxford Reading Treeシリーズ』が面白いと感じた場合は、そのままOxford Reding Treeシリーズを読み進めるのが良いかと!
あと、同じくLRに分類される『I Can Read!シリーズ』は、時期によるかもしれませんが、Amazonのkindle版がかなり安くなっていることがあるのでI Can Read!シリーズは読んで損はないと思います。
それから、スマホでも読めるepic!(月額1,000円程度で読み放題)なんかを使って多読を進めていくのがオススメです。

【LR】が合わないと思ったら【GR】に切り替える
もし、『Oxford Reading Treeシリーズ』を読んでみて
「楽しくない」
「読んだ気がしない」
「こんな子供向けなのに読めないなんて、ショック」
と思った場合は(わたしは初期の段階でこう思って英語多読をやめようかと思いました)、英語を学ぶ外国人向けの【GR】の易しい本をとりあえず一冊で良いので読んでみてください。
GRは短い話でも
「英語が読めた!」
という感覚をしっかり感じられるので、英語多読を続けていく気になると思います!
この後、実際にわたしが読んで「いいな」と思ったオススメのやさしい英語多読本も紹介したいと思います。
ちなみに、Oxford Reading Treeシリーズは、わたしも最初つまらないと感じたんですが、シリーズものなのである程度読めるようになってから読むと、普通に「もっとこのシリーズ読みたい!」と思うくらいキャラクターに愛着が湧いてくるシリーズです。
ちょっと文字数に対してお高めですが、お子さんと一緒に多読をしていく予定の方なんかにはすごく良いと思います。
Oxford Reading Treeシリーズの公式紹介ページ
あと、英語多読用の本が置いてある図書館には高確率であると思うので、GRで多読を続けていく自信がついた方はぜひ読んでみて欲しいです!
ただ、大人が英語多読を目的として購入をする際は、まとめ買いが安いとは言え、「気にいるか?」「自分の英語レベルに合っているか?」も大事だと思うのでやはり、まずは無料で読める分を読んでみて、購入を考えた方が良いかと思います。
↓こちらでOxford Reading Tree シリーズを無料で読めるサイトへの登録方法などを紹介しています。

よくわからなくても気にしなくて良い
GRでもLRでも、英語多読をしている最中に
「よくわからなかった…」
と思う本が出てくることも多いと思いますが、そもそもわけわかんない本も多いので本当に気にしないことが大事です(笑)
たまーに小説を書いていたオタクとしては「小説のオチってこんな適当でいいのか(笑)」と逆に感動したくらい意味不明な小説もあります!
もちろん、中には自分の理解力が足りずに意味がわからない小説もありますが、そういうのも含めわからなくてもそんなに気にしてないです。
それでも英語力は伸びてるので、ほんと、そんなもんなんだと思います。
完璧な理解よりゆるくでも続けていくことが大事なんだな~と思いました。
個人的にオススメのやさしい英語多読本7選
「とにかく1冊洋書に挑戦してみたい!」
という方に易しめでまあまあ楽しめるオススメのGR本をご紹介します。
(正直、GRの最初の方は語数も少ないですし「めちゃくちゃ面白い!」みたいなのはそんなにないです。面白いかよりも「つまらなくない」方が大事なレベルです)
Dino’s Day in London
種類:Penguin Readers
難易度:0(EASYSTARTS)
語数:801
有名女優の息子のお守りをすることになったタクシードライバーの話。
イラストはあまりキレイではありませんが、短いお話の中で1人1人のキャラが立っているのをしっかり感じられて、わたしが読んできたEASYSTARTSの中では一番面白かったです。
Red Roses
種類:Oxford bookworms
難易度:0(STAERTER)
語数:1,700
一目惚れした2人が再開するまでのお話。
大きな事件が起きたりはしませんが、男女ともに好感が持てるので読みながら応援したくなります。
優しくて易しい恋愛小説。
Ali and his Camera
種類:Penguin Readers
難易度:1(Level1)
語数:1,881
カメラで写真を撮ってみたいと願っている貧しい少年の話。
2回読みましたが、登場人物に好感が持てるので、読んでいて気持ちが良いです。
The Monkey’s Paw
種類:Oxford bookworms
難易度:1(STAGE1)
語数:4,830
願いを叶えてくれるが、その代償に不幸をもたらすと言われている猿の手の話。
情景描写を感じられる表現かつ、少しホラー寄りのため最後まで飽きにくく、ドキドキして読めます。
ただ、わたしは英語多読を結構進めてから読んだ一冊なのでもしかしたら英語超初心者の方が最初の1冊として読むにはちょっとだけ難しく感じる部分もあるかもしれないです。
White Death
種類:Oxford bookworms
難易度:1(STAGE1)
語数:6,600
drugを持ち込んだ疑いをかけられた娘のために母親が頑張る話。
6,600単語と5,000単語越えですが、話のテンポも良く、文体や言い回しが素直なので、多読初心者の方でも楽に読み進められる一冊だと思います。
Christmas in Prague
種類:Oxford bookworms
難易度:1(STAGE1)
語数:4,720
クリスマスコンサートに参加予定だった女性があることがキッカケで事故に遭い、旦那の家族の過去を知る話。
すごく面白いお話というわけではありませんが、話のテンポも良い上に無駄がなく飽きにくい構成なので、多読初心者でも楽に読み進められると思います。
Nobody Listens
種類:Oxford bookworms
難易度:1(STAGE1)
語数:5,347
冴えないギター少年と美しく元気な女の子の青春ラブストーリー。
わかりやすい展開と言い回しなので、読みやすく、LINE(?)でのやりとりも少し掲載されているため、すごく身近なお話として感じられる一冊です。
また、『イラストと本で覚える英単語』の項目で、わたしが今まで読んだ本のオススメ度とちょっとした感想を載せているので、よければこちらも参考にしていただければと思います。
また、初期の段階で「面白い!」と感じるものはあまりないのですが(ただ、つまらないわけでもなく、ハズレも少ない気がします)文法の読みやすさだけで言うと、MACMILLAN READERSが一番易しくわかりやすい文法で文章が構成されている気がします。
わたし自身の今後の方針
とりあえず一つの目標だった英語多読100万語を達成しましたが、今後のわたしの目標としては
- 200万語に向けて英語多読を続ける
- 図書館にあるGRは読めるだけ読む
- 単語数の区切りで文法書を読み返す
- GRを読み終わってからペーパーバックもしくは英訳漫画に手を出す
- 聞き流しは続ける
- 聞き取りレベルが上がったところでオンライン英会話にも挑戦
という方向性で英語を続けていきたいと思っています。
とにかくわたしは「英語を読みたい!」という気持ちから英語学習をはじめているので、まずは全巻揃えているガーディアンズのペーパーバックを読めるところまで頑張ります!
ここまで長々とお読みいただきありがとうございました!
英語多読をしていらっしゃる方、これからしていく方の参考になれば幸いです!