英語の『未来』のあらわし方6種!willとbe going toの使い分けまで!

英語の『未来』のあらわし方6種!willとbe going toの使い分けまで!
英語で未来のことをあらわすには、過去形(動詞に-edをつける)とは違い、いくつかの単語を組み合わせる必要がある。
(未来形という動詞は存在しない)

基本的に使われるのは

  • will(意志・予測)
  • be going to(予定、予測・意図)
  • will be -ing(未来進行形)

の3種類。

それにプラスして

  • 現在進行形(be + -ing)
  • 現在形

でも未来のことをあらわせる場合がある。

同じ未来をあらわすにしても、表現の仕方によってニュアンスが変わってくる。

will(意志・予測)

英語の未来形『will』
未来をあらわす方法として最も一般的なのが

will + 動詞の原形

の形。

未来に対する

  • 意志(~する)
  • 予測(~だろう)

を表現できる。

willそのものが未来をあらわしているというより、助動詞のwill(意志・意向)が未来に対する気持ちを表現しているため、結果的に『will=未来』という認識が強い。

また、willは日本語訳の印象とは違い「必ず~する」「100%~だろう」くらいの強い言葉。

I will play tennis tomorrow.
明日(必ず)テニスをプレイする(意志)
It will rain tomorrow.
明日は(100%)雨になるだろう(予測)

なので、そこまで絶対的な意志ではなかったり、確信がないという場合は

I will probably play tennis tomorrow.
明日は(80%くらいの確率で)テニスをする

と、副詞を使ってどれくらいの確率かを指定したり、

I think that it will rain tomorrow.
明日は雨になるだろう(と、私は思っている)

といった感じで、「私はそう思ってますよ」と先に付け足す。

また、willの意志は「じゃあ~します」くらいのその場で決めた意志が基本となっている。
※詳しくはwillとbe going toの使い分けで解説!

be going to(予定、予測・意図)

英語の未来形『be going to~』
未来をあらわす表現としてwillの次くらいに使われるのが

be動詞 + going + to + 動詞の原形
(be going to~)

未来に対する

  • 予定・予測(~しそう)
  • 意図(~するつもり)

を表現できる。

It is going to rain.
雨が降りそうだ。
I am going to play tennis tomorrow.
明日テニスをするつもりです。

be going to~のポイントは、goが進行形(going)なところ。

「まさに、toの後ろに続く動詞に向かっている最中である」という表現になる。

be going to~はtoの後ろに続く名詞に対してまさに向かっている状態をあらわしている

It is going to rain.
まだ雨は降っていないが、空に雨雲が迫り、今にも雨が降り出しそうなニュアンス。

I am going to play tennis tomorrow.
→すでにテニスコートの予約をしたり、明日テニスをするための準備を着々と進めているというイメージ。

身近な予定や決まった計画はwillよりも『be going to~』が用いられることが多い。

willとbe going toの使い分け

will と be going toを使い分けるためには

be going toの方が、

  • 心構えがハッキリしている
  • 原因がハッキリしている

というイメージを持つこと。

例えば、同じように『次の日の予定』を話す場合でも『be going to~』の方が「それを実行する準備を整えている」という含みがある。

逆に、『will』は「必ず~する」という強い意志を示す言葉ではあるが、あくまで突発的に「じゃあ!」と決めたことなので、事前の準備はしていない。

willとbe going to~の使い分け1

I will play tennis tomorrow.
→例えば、会話をしている最中に「近くに新しいテニスコートができたみたいだよ」と言われて、「じゃあ、明日は休みだしテニスをするわ!」という感じ。
気持ちは「確実にする」という状態ではあるが準備そのものはしていないイメージ。
I am going to play tennis tomorrow.
→会話をはじめる前から、その日に(明日)テニスをすることを決めていて、すでにコートの予約を取ったり、テニス用の荷物をまとめたりして準備をしていたイメージ。

また、同じように『雨が降ると思う(予測)』という話をする場合でも、『be going to~』の方が、そう思う原因が目の前にハッキリとあらわれている。

willとbe going to~の使い分け2

It is going to rain.
→まさに雨が降りそう。雨雲で空が覆われていて「ああ、これだけ雨雲があったら雨が降るな」と、雨が降ると思う原因がはっきりしているイメージ。
It will rain tomorrow.
天気予報で降水確率100%と言っていたから「100%なら明日は確実に雨が降るだろう」と確信しているイメージ。

疑問文の場合

また、相手の意志(突発的なものではないのがポイント)を尋ねる時には、willよりも

Are you going to~

の形が使われる。

Will you~

が使われることもあるが、will you~は「お願い(依頼)」っぽいニュアンスになってしまう。

相手に未来のことを尋ねる場合は、基本Are you going to~の形

Are you going to go to a bookstore tomorrow?
明日、本屋さんに行くつもりですか?

Will you go to a bookstore tomorrow?
明日、本屋さんに行ってくれますか?

will be -ing(未来進行形)

英語の未来形『未来進行形(will be -ing)』

will + be + -ing
  • ~しているところだろう

未来をあらわす表現方法の中で一番変な含みがなく、純粋に「~しているところだろう」という言葉通りのニュアンスを持っている。

We will be playing tennis at this time tomorrow.
明日の今頃、私たちはテニスをしているだろう。

この未来進行形は、基本的に『未来の時』をあらわす表現と一緒に使われる。

また、この未来進行形を疑問文にすると、相手の予定を尋ねることができる。

Will you be going to a bookstore tomorrow?
明日、本屋さんに行かれますか?

Are you going to~よりも丁寧な疑問文になるのが特徴。

また、この尋ね方は『will you~』が含まれていることから何となく察せるように「言葉の裏にお願いが含まれている」ようなニュアンスがある。

Will you be going to a bookstore tomorrow?
(実は本屋さんで買ってきてほしいものがあるんだけど)明日、本屋さんに行かれますか?

と尋ねている感じ。

日本語でも、普通の日常生活で「コンビニ行くの?」と聞く時、たいていは(コンビニ行くなら買ってきてほしいんだけど)という隠れたお願いがあるのと一緒。

ちなみに、

  • 『be going to~』→beは主語によって形が変わる
  • 『will be -ing』→willの後は動詞の原形が原則なので、beはbeのまま

現在進行形

未来をあらわす現在進行形
現在進行形

be + ~ing

の形も

  • ~する予定です

と、未来を表現することができる。

進行形で未来をあらわす場合は、後ろに『未来の時』がくっつく。
(それがないと単なる現在進行形になってしまうため)

I am leaving for London tomorrow morning.
私は明日の朝、ロンドンに出発します。

『be going to~』よりも『be ~ing』の方が、具体性が高いのが特徴。

I am going to leave for London tomorrow morning.
→用意もできていて、90%くらいの確率でそうする予定ではある。
(ただ、まだ「つもり」の段階なので、もしかしたら午後の便や別の日になる可能性も?という雰囲気が若干ある)

I am leaving for London tomorrow morning.
確実な予定。
(明日の朝のチケットもすでに手に入っていて、明日の朝確実にロンドンに出発する予定)

現在形

英語の未来のあらわし方『現在形』
現在形のでも未来をあらわすことがある。

現在形であらわせる未来は、

  • 会社やチームの予定表
  • 電車やバスの時刻表
  • カレンダー(誕生日)

といった未来と言えば未来だけれど、変えようのない未来に限定される。

My birthday is next Monday.
わたしの誕生日は来週の月曜日です。

be to

be to 不定詞は、

  • ~することになっている

という予定をあらわす。

The next meeting is to take place in London.
次のミーティングはロンドンで開催されることになっている。

少しお堅い表現で、公式の予定などをあらわすことが多い。

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