現在進行形をイラストで解説!ポイントを押さえれば使いこなせる!

現在進行形をイラストで解説!ポイントを押さえれば使いこなせる!
現在進行形とは、

I am reading a book now.
わたしは、本を読んでいます

のように「(いま)~している」という一時的な状態をあらわす文のこと。

現在進行形の文の作り方と覚えておきたいポイント

be動詞 + ~ing

で現在進行形の文を作ることができる。

この場合『~ing』のついた動詞は、動詞ではなく半分動詞、半分形容詞のような扱いになる。

英文法。現在進行形の文

なので、

  • 動詞にingがつくと、別にbe動詞が出てくる
    (英語の文の基本は1つの文に動詞が必ず1つ入るため)
  • 動詞+ingは、普通の動詞と同じように元の動詞が他動詞なら前置詞なしで後ろに文を繋げられる。
×I reading a book.
動詞がない文になってしまっている。

I am reading a book.
be動詞を召還して、『be動詞+~ing』の形に。

×I am reading to a book.
前置詞がいらない。

I am reading a book.
いつも通りそのまま名詞を続けてしまってOK!

現在進行形の疑問文・否定文

現在進行形の否定文・疑問文
また、現在進行形の疑問文・否定文では『be動詞』が使われる。
(一般動詞を疑問文や否定文にする時に出てくるdoやdoesは使われない

これは、単に現在進行形自体が『be動詞 + ~ing』の形だから。

I am not reading a book now.

Are you reading a book now?

また、三人称単数でも現在形ではないので『-s』はつかない。

She is reading a book now.

She is not reading a book now.

Is She reading a book now?

あまり難しく考えず、

「現在進行形はbe動詞!!!!!」

と覚えておけば十分!

現在進行形の特徴

現在進行形の文があらわせるのは

  • 「今~している」という状況(基本)
  • 「一時的な状態」の強調
  • ~しかかっている
  • いつも~してばかり

といった状態。

「今~している」という状態

現在進行形「今~している」
現在進行形の「今~している」という文は

  • ずっと同じ状態が続くのではなく「一時的に」している
  • ちょうど「今」やっている

といった意味が含まれている。

I am reading a book now.
わたしは、本を読んでいる。
(基本的な現在進行形の文)
I am living in Tokyo.
わたしは、東京に(一時的に)住んでいる。
(『一時的』に住んでいるを強調した文)

一時的な状態の強調

現在進行形「一時的な状態の強調」
現在進行形は、ずっと同じ状態が続くわけではない、という性質から

「いつもは違うけれど、今現在は」

という一時的な状態の強調にも使われる。

She is being very quiet today.
彼女は今日は、とても大人しい。
(いつもは別にそんなに大人しくない)
He is being kind today.
彼は今日、いつになく親切だ。
(いつもはそんなに親切じゃない)

~しかかっている

現在進行形「~しかかっている」
動詞との組み合わせ次第で、現在進行形は

「~しかかっている」

という表現もできる。

The car is stopping now.
車は止まりかけている
(まだ完璧には止まっていない)
He is dying.
彼は死にかけている。
(まだ死んでない)
The sun is rising.
太陽が昇りかけている。
(まだ完璧には昇っていない)

要は、今現在も「状況が動いている(終わっていない)」ので、現在進行形。

いつも~してばかり

現在進行形「いつも~している」
進行形がalwaysconstantlyといった頻度をあらわす副詞とくっつくと

「いつも~してばかり」

という表現になる。

イメージで言うと、「頻度が多すぎて、いつ見てもしている(進行状態にある)」といった感じ。

She is constantly eating snacks.
彼女はお菓子を食べてばかりいる。
(いつ見てもお菓子をボリボリ食べている感じ)
She is always watching TV.
彼女はテレビを見てばかりいる。
(いつもいつもテレビばかり見て…。という呆れた気持ち)

現在進行形になる動詞、ならない動詞

現在進行形になる動詞、ならない動詞と分類分けされることがあるが、これは機械的に分類してはいけない!

参考までに一般的に現在進行形にならない動詞として

一般的に現在進行形にならないとされている動詞
(覚えなくてOK!)
心理 believe,like,love,think,taste,know,understand
状態 have、be動詞
知覚・感覚 see,hear,feel

と言われているが、ここで挙げられている動詞も進行形になることがある。

進行形にするべき状態かを見分けるポイントとしては

その行動を短期間の間に中断したり再開したりすることができるか?

1つの目安になる。

現在進行形にすべきかどうかを見分けるポイントは、「短い期間で再開したり中止したりができるかどうか」

たとえば、

  • know(知っている)
  • have(持っている)

といった動詞は、基本的には進行形にはできない。

なぜかというと、

さっきまで知っていたのに今は知らなくて、またすぐに知る、なんていうのはわけがわからないから。

×I am knowing her.
私は(一時的に)彼女を知っています。

I know her.
私は彼女を知っています。

また、haveに関して、

「haveは持ったり、置いたりできるんだから現在進行形にしてもいいのでは?」

と思ってしまいがちだが、haveのあらわす「持っている」は「所有権を持っている」という意味であり、根本的には一時的に手に持っているという意味ではないので現在進行形にはならない。

haveは単に持っている、という意味ではなく「所有権」も含んでいるので基本的に現在進行形にはならない

×I am having a book.
私は(一時的に)本(の所有権)を持っている。

I have a book.
私は本を持っている。

「(一時的に)手に持っている」という表現をしたい場合は、

I am holding a book.
私は(一時的に)本を(手に)持っている。

また、have

  • dinner
  • breakfast

といった食事関連と合わせることで「~食べる」という意味にもなるので、その場合は

I am having dinner.
わたしは夕食を食べています。

と現在進行形にすることもできる。

また、あらわしたい内容によって、現在形でも現在進行形でも文法的には間違ってない(ただしニュアンスは変わる)パターンもたくさんある。

現在形でも現在進行形でも文法的に間違いではない(ニュアンスは変わってくる)というパターンも結構ある

I live in Tokyo.
わたしは東京に住んでいる。
(長く住んでいるイメージ)

I am living in Tokyo.
わたしは、東京に(一時的に)住んでいる。
(『一時的』に住んでいるを強調した文)

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